あしたのジョー(16)
韓国の金竜飛に挑戦し、はじめてのタイトルマッチを行うことになったジョー。
しかし、成長期のジョーの体重はいつしかバンタム級をはるかにオーバーしていた。
きびしい食事制限とトレーニング、地獄のような減量苦の日が続いたが、ジョーは不屈の精神で克服した。
氷のようなチャンピオンと王座をかけた一戦は開始されたが、ジョーは金が冷血漢である理由を知って…!?激闘の末、金竜飛をKOしたジョーは東洋チャンピオンの座を獲得した。
まもなく、ジョーを後援するテレビ関東が海外遠征を企画し、ハワイで“シンガポールの妖星”と呼ばれるピナン・サラワクを相手に、初の東洋タイトル防衛戦が行われることになった。
ジョーは不敵にも第二ラウンドでKOすると予告をする! 一方、葉子はジョーにパンチドランカーの症状が出ているのではないかと疑う。
東洋タイトル防衛戦のため、ハワイに遠征したジョーは、ピナン・サラワクと対戦し、二ラウンドKOの予告宣言を実行して、観客を湧かせた。
勝利と祝福に包まれて帰国したジョーだったが、その心は早くもボクサーとしての最大の夢、世界タイトルマッチへととんでいた。
しかし、ホセ・メンドーサの試合興行権を持つ白木プロモーションは、マレーシアから怪物・ハリマオを招いて…!?世界チャンピオン、ホセ・メンドーサとの対戦に執念を燃やすジョーだったが、試合興行権を持つ白木プロモーションは、マレーシアからハリマオを招き、ジョーの世界タイトル戦の前哨戦として、ハリマオとの東洋タイトル戦が行われることになった。
ふたりの対戦はファンの異様な興味と関心を集め、ついに決戦の火蓋が切られた! 反則もゴングも関係ない、まさに野獣のようなハリマオを相手にジョーは…!?荒れ狂う怪物・ハリマオを血祭りにあげ、残るは世界王座――。
ついにジョーVS世界チャンピオン、ホセ・メンドーサ、世紀の一戦が行われることになった! しかし、この時、ジョーの体は数々の激戦によって危険なパンチドランカー症状にむしばまれていた。
葉子は試合を中止させようと、ジョーに必死の勧告をしたが、この試合に命を賭けるジョーは、決然とリングに臨むのだった…!!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60007254